2020/05/06

顕著な普遍的価値

祝日をはさみまして、いよいよ手ごわい「顕著な普遍的価値」です。
手元にある大辞林(三省堂)で調べてみます。

顕著: きわだっていて目につくさま。いちじるしいさま。
普遍的:すべてのものに共通しているさま。すべてのものにあてはまるさま。

きわだっていて、すべてのものに共通する価値を持つもの、、、???とても曖昧ですね。そこでユネスコは、2005年2月にこの定義を再確認しました。原文は英語*なので、私なりに簡単な言葉にしてみると(意訳です)、

顕著な普遍的価値とは、今を生きる我々だけでなく未来の人類すべてにとっても、国を超えて共通で重要な並外れた文化的および自然的価値。

端的に言えば、現在・未来の人類すべてにとって、とても価値のある文化と自然!

さぁこれで、世界遺産になるための2つの絶対条件が分かりました。
1、不動産であること。
2、顕著な普遍的価値を有すること。

1の不動産かどうかは一目瞭然ですね。動くか動かないか。簡単です。
問題はやはり2。2つめの条件をクリアしているかどうかをどのように判断するのか、、、ユネスコ世界遺産センターは2つ目の条件を判断するために10の登録基準**を定めたのでした(あぁ、良かった)。

英語でクライテリアと呼ばれる登録基準については、次回のブログにて。

具体的な日本の世界遺産にたどり着くまでの道のり、ここのところの基本を押さえておくと、先々ぐっと理解が深まります。もう少しの辛抱です。

*英語の原文:p.14, #49 Outstanding Universal Value / World Heritage Centre, 2 February 2005
**「世界遺産条約履行のための作業指針」で1997年に最初に定められて以来、改訂を重ねたもの。

参照: 世界遺産検定公式基礎ガイド 2008年版

0 件のコメント:

コメントを投稿