2020/05/07

登録基準 (Criteria)

それでは、世界遺産になるために1つ以上満たさなければならない登録基準のご紹介です。基本をまなぶ作業はとても大切ですが大抵とても地味ですね。文字だらけ、今日までです。

<要約バージョン>に続けて、<文化庁HP記載の日本語訳>引用します。世界遺産検定にチャレンジしない限り暗記しなくて大丈夫です。あぁ、こういう基準があってそれをクリアしないと世界遺産になれないのかとサラサラっとご覧ください。後日個別に見ていく際に、それぞれどの基準が認められたのか言及していきますね。ユネスコの英語オリジナルのクライテリア参照されたい方はこちらから。

なお、10項目のうち( ⅰ ) 〜 ( ⅵ ) が文化遺産、( ⅶ ) 〜 ( ⅹ ) が自然遺産に適用されます。

登録基準
<要約バージョン>
( ⅰ )     人類の傑作
( ⅱ )    人類の価値の交流を示すもの
( ⅲ )   文化や文明の証拠を示すもの
( ⅳ )   歴史上の重要な段階を示す建築、科学技術、景観の優れた見本
( ⅴ )    伝統的集落や土地利用の優れた見本
( ⅵ )   人類にとって重要な出来事や伝統・思想・芸術・文学に関するもの(他の基準と併用が望まれる)
( ⅶ )  比類ない自然現象やたぐいまれな自然美
( ⅷ ) 地球の歴史の主要段階を示す優れた見本
( ⅸ )   生態系や動植物の進化に関する優れた見本
( ⅹ )    絶滅危惧種の生息地含め生物多様性を保つために最も重要な自然生息地


<文化庁HPより引用> 別添1 世界遺産一覧表に文化資産を登録する場合の評価基準
  1. 人間の創造的才能を表す傑作である。
  2. 建築,科学技術,記念碑,都市計画,景観設計の発展に重要な影響を与えた,ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
  3. 現存するか消滅しているかにかかわらず,ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
  4. 歴史上の重要な段階を物語る建築物,その集合体,科学技術の集合体,或いは景観を代表する顕著な見本である。
  5. あるひとつの文化(又は複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は,人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である。(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの)
  6. 顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。
  7. 最上級の自然現象,又は,類まれな自然美・美的価値を有する地域を包含する。
  8. 生命進化の記録や,地形形成における重要な進行中の地質学的過程,あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった,地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
  9. 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群衆の進化,発展において,重要な進行中の生態学的過程又は生物学的過程を代表する顕著な見本である。
  10. 学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する絶滅のおそれのある種の生息地など,生物多様性の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。

引用:文化庁HP 別添1 世界遺産一覧表に文化資産を登録する場合の評価基準
参照:すべてがわかる 世界遺産大事典<上>世界遺産検定公式テキスト(NPO法人 世界遺産アカデミー)

0 件のコメント:

コメントを投稿