2020/06/15

平等院(古都京都)

現世の極楽として宇治川のほとりに建てられた平等院。【古都京都の文化財】より8つ目のご紹介は、摂関政治*の最盛期を築いた藤原道長・頼通 親子が遺した平安貴族の寺院です。

父 道長の別荘を、1052年に頼通が寺院に改める。
翌年建立され唯一現存する国宝 鳳凰堂は、堂内に安置されている国宝 阿弥陀如来坐像とともに平安時代後期の名品として貴重。東を正面とし、西方の極楽浄土**を模した平等院の伽藍と庭園は後の寺院建築や庭園様式に多大な影響を与えたとして遺産価値を認められました。

ブログでは、2008年撮影の鳳凰堂をご紹介します。平成の大修理を終え、色彩見事な鳳凰堂は、世界遺産 平等院 公式HP でご覧いただけます。


堂内の阿弥陀如来坐像は、仏師 定朝によるもの

平等院鳳凰堂がデザインされた10円玉が発行されたのは、昭和34年のようです。その他のコインもあわせてご興味ある方は、造幣局のキッズ向けHPで解説されています。

余談ですが、今まで訪れた国内世界遺産の中で、個人的にミュージアムショップが一番洗練されていたと思ったのが平等院でした。


*摂関政治 平安中期(10-11世紀)藤原氏が娘を天皇の后妃とし、孫を天皇に立て自らが外祖父として摂政・関白の地位を独占、国政を左右した政治。道長・頼通が全盛期。

**西方の極楽浄土 阿弥陀如来が西方十万億土のかなたに極楽浄土という仏国土をつくり、すべてをそこへ迎えて悟りに導こうと誓いを立てたという事から、末法思想が流行した平安後期、極楽往生を願い浄土信仰が高まった。 


外部リンク: 世界遺産 平等院 公式HP
参照: 世界遺産ふしぎ探検大図鑑 増補版 / 21世紀こども人物館(小学館)、お寺の教科書(エイ出版社)、世界遺産学検定 公式テキストブック1 概論+日本の遺産(講談社)、詳説 日本史図録 / 日本史B 用語集(山川出版社)

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