2020/05/05

寺子屋だより 2020

寺子屋卒業生のみんなへ

竹林のたけのこが今年もぐんぐん伸びて、今年はいつも以上にみんなのことを考えています。それぞれの場所で元気で無事に過ごしていますか。困った事があったり、辛い思いをしたりしていませんか。

感染拡大防止という止むを得ない理由があるにせよ、世界で約13億もの子ども達*が学校へ行けずにいるという事実に心を痛めています。(参照:ユニセフ公式サイト )

このブログを通じて、みんなに何か新たに伝えられる事がないかと考えて、みんなと一緒にまなんだ日々に私自身が今でも支えられている話をしようと思います。

寺子屋はじまりの日の一番最初にみんなと一緒に音読をした作品は、寺子屋卒業式でみんなに暗唱をしてもらったものと同じ作品なのだけれど覚えているかな?

宮沢賢治の「雨ニモマケズ」

その賢治のふるさとの岩手を2年前に訪れる機会がありました。生まれ故郷の花巻へは行けなかったのだけれど、それでも岩手のあちこちで今でも賢治が愛されている事を実感することができました。

三陸鉄道リアス線の駅の中には、賢治の童話に由来する愛称を持つ駅があってね、そのひとつ「カルボナード島越駅」に立ち寄ることができたので写真紹介します。島越駅と同様に賢治の童話からのニックネームを持つ駅が他にもあるので、興味があったら調べてみてね。

それから、浄土ヶ浜という海岸があるのだけれど、そこに賢治の歌碑がありました。

岩手で賢治ゆかりの場所を訪ね、寺子屋での「雨ニモマケズ」を思い出し、賢治の珠玉の言葉がみんなとまなんだ楽しい記憶と一緒にちゃんと心の中に生きていることに気づき幸せな気持ちになりました。

今改めて、みんなへ。
一緒に過ごした楽しいまなびの日々、本当にありがとう。
1日も早くみんなが学び舎へ戻り、楽しいまなびを取り戻す事を祈っています。

カルボナード島越駅
震災で津波の被害を受けたため、移転して再建されました


浄土ヶ浜
2018.7

<寺子屋に関する過去のブログ>
 寺子屋だより 夏号
 寺子屋だより 2013

*参照: 路線・駅紹介 三陸鉄道HP、岩手県田野畑村HP、宮古観光文化交流協会HP

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